第30回研究所資料展/大倉山の海軍気象部-研究所所蔵資料に見る70年前の戦争-
第30回研究所資料展
大倉山の海軍気象部-研究所所蔵資料に見る70年前の戦争-
大倉精神文化研究所本館(現、横浜市大倉山記念館)では、太平洋戦争末期の昭和19年夏から終戦まで、海軍気象部の分室が移転して業務を行っていました。海軍気象部は、軍事作戦に関わる気象情報を扱う海軍機関であり、終戦後、解体されています。また、気象情報は戦時においては軍事機密であったことから、関係資料は終戦直後に焼却処分が行われており、かつては海軍気象部の資料は何も現存していないといわれていました。しかし、調査によって様々な資料が発見され、海軍気象部の実態や当財団との関係も少しずつ明らかになってきました。また、附属図書館の書庫では最近でも海軍気象部関連の資料が新たに発見されています。
今年は終戦から70年の節目の年です。そこで今回は、大倉山に移転していた海軍気象部に関する研究成果や、戦中・戦後の研究所について、新発見資料とともにご紹介する展示を企画しました。
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日 時:平成27年(2015)7月28日(火)~9月26日(土)
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休館日:日・月・祝日
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会 場:大倉精神文化研究所附属図書館
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主 催:公益財団法人大倉精神文化研究所