第37回研究所資料展/心の交流 タゴールと邦彦
第37回研究所資料展
~タゴール記念会発足60周年記念~
心の交流 タゴールと邦彦
ラビンドラナート・タゴール(1861~1941)は、インド・ベンガル州出身の詩人・思想家で、アジア初となるノーベル文学賞を受賞した人物です。音楽・戯曲・絵画などでも豊かな才能を発揮し、彼の深い智恵と高い精神性は、世界中の人びとに強い影響を与えました。大倉精神文化研究所の創立者・大倉邦彦も、その影響を受けた一人で、研究所設立の精神の一つに「東西文化の融合」を掲げたのもタゴールの影響と言われています。
昭和4年(1929)の来日では、タゴールは約1ヶ月間、邦彦の自邸に滞在し、帰国後も二人の交流は続きました。また昭和33年(1958)、生誕100周年を祝うタゴール記念会が日本で組織された際には、邦彦が理事長に就任し、タゴール研究室が研究所本館(現大倉山記念館)内に設置されています。
今回、タゴール記念会の発足60周年を記念して、大倉とタゴールの交流を紹介する展示を企画しました。本展示を通して、タゴールが邦彦に与えた影響と、日本とインドの友好交流の一コマを知っていただければ幸いです。
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会 期:平成30年(2018)4月27日(金)~10月25日(木)
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時 間:午前9時30分~午後4時30分
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休館日:日曜・月曜・祝日(7/17休館、9/9開館)
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会 場:大倉精神文化研究所附属図書館
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主 催:公益財団法人大倉精神文化研究所