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催し物

第03回公開講演会(岡倉天心市民研究会共催)/美術雑誌『国華』の創刊と岡倉天心

2017.11.25
第3回公開講演会(岡倉天心市民研究会共催)

美術雑誌『国華』の創刊と岡倉天心

  • 講 師:角田拓朗(神奈川県立歴史博物館主任学芸員)
  • 日 時:平成29年(20171125日(土)午後3時~午後430
  • 会 場:菊名地区センター
  • 定 員:40名(入場無料、予約なし当日先着順)

岡倉覚三(天心)の業績は多岐にわたりますが、そのなかでもひときわ注目されるものとして、美術研究雑誌『国華』の創刊が挙げられます。明治22年(1889)に創刊された同誌草創期の編集方針は、日本のみならず東アジア、東洋という広い視野にたったもので、天心の思想を直接的に反映したものとしても知られています。しかしながら、具体的な史料が乏しかったことにより、同誌創刊の背景について論じられる機会はほとんどありませんでした。

しかし近年、天心とともに『国華』を創刊した高橋健三(たかはしけんぞう)の史料が世に出たことにより、その研究が大きく進展しました。今回の講演ではその研究成果を踏まえ、天心と高橋の関係に焦点をあてつつ、『国華』草創期の経営に果たした天心の役割をご紹介します。

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