第07回公開講演会(岡倉天心市民研究会共催)/天心と三溪-原家と作家への支援 -
第7回公開講演会(岡倉天心市民研究会共催)
天心と三溪-原家と作家への支援 -
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講 師:清水緑(三の丸尚蔵館学芸員)
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日 時:令和3年(2021)11月27日(土)午後2時~午後3時30分(開場は午後1時45分)
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会 場:横浜市大倉山記念館 ホール
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定 員:20名(事前申込、先着順、入場無料)
日本美術史を体系化した岡倉天心のさまざまな功績のなかで、横浜の実業家・原三溪(はらさんけい)との出会いは、近代日本美術の発展に欠かせないものでした。歴史に造詣が深く研究者肌の三溪は、天心の勧めによって、当時新進気鋭の若い作家たちの支援を決意したと言われています。明治末期から、三溪は主に、天心の推薦のあった日本美術院系の作家に支援の手を差し伸べました。三溪の先代・善三郎や、三溪の息子・善(一郎もそれぞれ芸術への関心があったこともわかっています。原家が天心との関わりを通して近代日本美術へ貢献した足跡や支援者の役割などを紹介します。