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催し物

第11回公開講演会(愛知大学共催)/中国北方における水不足と農業-寧夏回族自治区の例を中心として-

2013.07.13
11回公開講演会(愛知大学共催)

中国北方における水不足と農業-寧夏回族自治区の例を中心として-

  • 講 師:馬場毅(愛知大学現代中国学部教授)
  • 日 時:平成25年(2013)713日(土)

広い中国において華中、華南にくらべて華北は年間300ミリメートル前後と極端に降雨量が少ないところです。寧夏回族自治区(ねいかかいぞくじちく)はかつて西夏(せいか)が建国した地域ですが、華北の雨量の少ない地帯に属します。寧夏は、水資源の点では、北部における黃河(こうが)の水を用水路によって利用している地域、中部・南部における雨水・地下水を利用している地域に分かれます。現在中国政府の西部大開発政策の下で農業基盤整備が行われており、その下で節水型農業、農村建設が行われています。このような寧夏における節水型農業、農村建設の具体的なありかたを、フィールドワークの調査も踏まえて、お話ししたいと思います。

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