平成22年 大倉山講演会 ~幕末・明治の異文化体験~
平成22年 大倉山講演会
幕末・明治の異文化体験
江戸時代の日本は鎖国政策が採られていて、外国との交流が制限されていました。そのため、わが国は西洋を、西洋人は日本をほとんど知ることができませんでした。しかし幕末・明治期になると、日本を訪れ、日本や日本文化を体験する西洋人が、また海外へ出かけて、西洋文化に触れる日本人が出てきます。日本人あるいは西洋人それぞれに、初めて接した、体験した、見聞きした異文化はどのように映ったのでしょうか。価値観の相違による異文化の評価はどうだったのでしょうか。
交通や情報伝達の手段が未発達であり、今以上に異文化間ギャップが大きかった時代―幕末・明治の異文化体験―を考えてみます。