第●回大倉山講演会/放送90年 教育番組の不易と流行
平成27年「教育を多角的に考える」/第3回
放送90年 教育番組の不易と流行
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講 師:宇治橋祐之(NHK放送文化研究所主任研究員)
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日 時:平成27年(2015)5月16日(土)14時~15時30分
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会 場:横浜市大倉山記念館 ホール
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定 員:80名(入場無料、予約なし、当日先着順)
日本の放送は大正14年(1925)年に開始され、今年で90年となります。放送開局の記念式典で、東京放送局初代総裁の後藤新平は放送の4つの役割の1つに「教育の社会化」を挙げており、放送を通して誰もが情報や知識を得られる教育的役割が当初から期待されていました。今も放送法で教育番組は、「学校教育又は社会教育のための放送番組」と定義され、報道番組・教養番組・娯楽番組と共に必ず教育番組を放送するための時間帯を設けることが求められています。
ラジオから始まり、テレビ、そして現在はインターネットへと、新しいメディアが加わってきていますが、教育番組の目指すところは変わっていません。講演では、学校教育番組を中心に、番組制作者と利用者が一体となって、その時々の教育課題をとりいれながら作り上げてきた歴史や、世界と日本の教育番組の共通点や相違点など、教育番組の本質的に変わらないところと時代にあわせて変わっていくところ、不易と流行を見ていきます。