第92回大倉山講演会/魂をうちだす鍛冶のこころもて-大倉山修養会の目的と実践-
令和3年「こころを磨き からだを鍛える」/第3回(第92回)
魂をうちだす鍛冶のこころもて-大倉山修養会の目的と実践-
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講 師:星原大輔(大倉精神文化研究所研究員)
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日 時:令和3年(2021)5月15日(土) 14時~15時30分 (開場は13時40分)
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会 場:横浜市大倉山記念館ホール
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定 員:40名(入場無料、事前予約、先着順)
演題の「魂をうちだす鍛冶(かじ)のこころもて」は、大倉精神文化研究所創立者の大倉邦彦(おおくらくにひこ・1882~1971)による和歌の一部です。大倉は大倉洋紙店(現:新生紙パルプ株式会社)の三代目社長で、会社を経営する傍ら、当時の社会情勢を憂いて教育・精神文化事業にも取り組みました。そこで豊かな知性と強固な信念を持つ人材を育成しようと考え、創立したのが大倉精神文化研究所と附属図書館です。そして設立から2年後、様々な世代や職種の人たちを対象とした「修養会」が、研究所の実践事業に加わります。
大倉は誰にでも果すべき使命があり、修養とはその「根本動力としての信念を養(やしな)ふ」ことであると説いています。そこで本講演では、まず研究所に残された膨大な資料や写真から、大倉山で行われていた修養会の概要を紹介します。その上で、大倉が言う「魂」「鍛冶のこころ」「信念」とはいったい何であったのかを検討し、現代の私たちにとっての意味を考えてみたいと思います。