第●回大倉山講演会/私のスポーツ観-箱根駅伝を通して-
平成15年度前期「武道精神とスポーツ精神」/第2回
私のスポーツ観-箱根駅伝を通して-
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講 師:横溝三郎(パナソニックエンジェルス顧問)
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日 時:平成15年(2003)5月17日(土)
大正9年(1910)に第一回大会が開催された箱根駅伝は、本年1月で79回目を迎えました。昭和34年(1959)から昭和37年にかけての四年間、私は中央大学の六連覇に貢献することができました。この記録は今日でも破られていません。区間賞をとったり、区間新を記録した年もありましたが、全くのブレーキとなった年もありました。
横浜育ちの私にとって、コースのほとんどが神奈川県内である箱根駅伝を走ることはとても光栄なことでした。しかし、個人種目と異なり、駅伝は一本のタスキをゴールまで運ばなくては記録に残らないという非情な面がありますから、一方では走ることは重圧でもありました。
講演では、箱根駅伝での体験を踏まえつつ、スポーツに対する見方や走ることの意味についてお話ししたいと思います。