第83回大倉山講演会/森村市左衛門 -陶磁器事業と社会貢献-
平成30年「実業家の社会貢献とその理念」/第3回(第83回)
森村市左衛門 -陶磁器事業と社会貢献-
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講 師:四宮正親(関東学院大学教授)
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日 時:平成30年(2018)5月19日(土)14時~15時30分
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会 場:横浜市大倉山記念館 ホール
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定 員:80名(入場無料、予約なし、当日先着順)
森村市左衛門(もりむらいちざえもん)は、ノリタケカンパニーリミテド、日本ガイシ、日本特殊陶業、大倉陶園、森村商事、TOTOを擁する森村グループの原点に位置する企業家です。1876(明治9)年、37歳の時に森村組を設立し、数年のうちにアメリカにも拠点を置いて陶磁器の輸出を手掛け、1890年頃には、わが国陶磁器輸出額の30%を占める企業に成長させました。1904年(明治37)には、愛知県に日本陶器合名会社(現、ノリタケカンパニーリミテド)を設立し、陶磁器の自社製造に乗り出します。
森村は、陶磁器事業以外にも、製紙、紡績、生糸、造船、生命保険、製糖など多様な業界に深く関与しました。その一方で、1914年(大正3)に森村豊明会を設けて、社会貢献活動を推進しています。
本講演では、森村の企業家活動と社会貢献活動について紹介します。