第88回大倉山講演会/しつけ、修身、道徳、生きる力を身につける-戦前期の「報徳教育」を読み直す-
平成31年「こころを磨き からだを鍛える」/第4回(第88回)
しつけ、修身、道徳、生きる力を身につける-戦前期の「報徳教育」を読み直す-
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講 師:須田将司(東洋大学教授)
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日 時:令和元年(2019)年6月15日(土) 14時~15時30分 (開場は13時40分)
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会 場:横浜市大倉山記念館ホール
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定 員:80名(入場無料、予約なし、当日先着順)
江戸期に広く日本社会に浸透していた「しつけ」の考え方、戦前日本の学校教育で行われていた修身科、そして繰り返し教育改革でキーワードとなる「道徳」や「生きる力」。いつの時代も人づくりは大切に語られてきました。
今回焦点を当てるのは、昭和戦前期に大日本報徳社(だいにほんほうとくしゃ)副社長を務めた佐々井信太郎(ささいしんたろう)と、彼に影響をうけた教師たちが「報徳の道」を生活指導にアレンジした「報徳教育」です。「報徳の道」とは、自分の長所=「徳」を発揮するとともに、他者の「徳」を見出してそれを引き出すように努める生き方です。これを学校教育に、どのように生かそうとしたのでしょうか。
佐々井信太郎の言葉や神奈川県・栃木県の教員たちの工夫をみていきたいと思います。