閉じる

催し物

令和5年第2回 大倉山講演会/「親切第一」を掲げた企業家、星一

2023.02.01
令和年「世のために田を耕す」/2回 (通算99回) 終了しました

「親切第一」を掲げた企業家、星一 -星製薬株式会社における教育事業-

  • 講 師:安士 昌一郎(立教大学助教)
  • 日 時:令和5年(2023415() 講演14時~15時30分 (開場は1345分)
  • 会 場:横浜市大倉山記念館ホール(東急東横線大倉山駅下車、徒歩7分)
  • 定 員:80(入場無料、事前予約制・先着順) ※定員を超えた場合はご入場頂けません。

小説家、星新一(ほししんいち)の父である星一(ほしはじめ)は、星製薬株式会社を創業し、星薬科大学を創立した企業家です。星一は若くして渡米し、自身で学費を工面しながら米国のコロンビア大学で学びました。帰国後は医薬品の製造販売を中心とした星製薬所を立ち上げ、株式会社へ改組し、チェーンストア方式を取り入れ発展させました。また販売においては広告宣伝を活用し、消費者の耳目を集め、販売網を築くにあたっては啓蒙教育活動の要素を取り入れました。

星一は教育事業へ経営資源を投じてコミュニケーションを充実させ、コーポレート・アイデンティティの構成要素である理念・ビジョン、企業文化、シンボリズムの統一、浸透および形成を果たして自企業を発展させた企業家といえます。また星一は積極的人道や善行為を意味して「親切」という言葉を用い、加えて「親切」が事業を行う上での強みにもなると位置づけました。星一の事績から、教育の持つ力について考えていきたいと思います。

講演会の記事一覧へ