第●回大倉山講演会/神道古典と昭和-大倉邦彦と植木直一郎-
平成19年度「日本古典に親しむ」/第1回
神道古典と昭和-大倉邦彦と植木直一郎-
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講 師:打越孝明(専任研究員)
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日 時:平成19年(2007)11月2日(土)
昭和11年(1936)大倉精神文化研究所が刊行した『神典』は、「古事記」「日本書紀」を始めとする我が国の主な古典を読みやすくした本です。一般の人々が古典に親しむことを意図していました。平成18年で刊行70年目を迎え、今でも神職の養成・研修などに欠かせないロングセラーです。
『神典』の作製を思い立ったのが研究所の創設者大倉邦彦、主たる実務を担ったのが国学院大学教授植木直一郎博士でした。講演では、『神典』の実物を手にしていただきながらその魅力を語るとともに、昭和を生きた二人の人物の足跡を振り返りたいと思います。