第●回大倉山講演会/外国人をひきつけた「古事記」の魅力
平成19年度「日本古典に親しむ」/第2回
外国人をひきつけた「古事記」の魅力
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講 師:松井嘉和(大阪国際大学)
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日 時:平成19年(2007)11月17日(土)
我が国最古の古典と言える『古事記』は、明治以降、世界各国の言語に翻訳されはじめ、現在、原典からの翻訳だと思われる訳本が9種類の言語に及び、重訳や内容紹介の書物も含めると14種類の言語で『古事記』が紹介されていています。関連の書物は40種にも及んでいます。21世紀になってからも、ロシア語とフランス語訳の再版、イタリア語の新訳が出版されています。
なぜ外国人も『古事記』に惹かれるのでしょうか。世界の神話が注目されているという思潮もあるのでしょうが、しかし、『古事記』の独特の世界を発見して読む人もいます。
外国人の視点に立って、『古事記』の魅力を再発見したいと思います。