第●回大倉山講演会/戦前の幼児教育-大倉邦彦と富士見幼稚園を中心に-
平成27年「教育を多角的に考える」/第2回
戦前の幼児教育-大倉邦彦と富士見幼稚園を中心に-
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講 師:大岡紀理子、大岡ヨト(ともに早稲田大学非常勤講師)
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日 時:平成27年(2015)4月18日(土) 14時~15時30分
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会 場:横浜市大倉山記念館ホール
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定 員:80名(入場無料、予約なし、当日先着順)
本講演では、1924(大正13)年から1944(昭和19)年まで東京中目黒にあった富士見幼稚園の保育内容と、その創設者である大倉邦彦(1882-1971年)の教育理念についてご紹介します。
まず、大倉邦彦の略歴とともに、富士見幼稚園の設立経緯や大倉邦彦の教育理念や思想に関して着目してみたいと思います。また、日本の幼稚園では戦前どのような保育がなされていたのか、富士見幼稚園における教育実践などを当時の資料から具体的にご紹介します。さらに、富士見幼稚園での教育の延長として始めた、富士見学びの会や富士見日曜学校の設立の経緯についてもご紹介します。
これらの考察によって、富士見幼稚園における保育の実際を明らかにし、戦前から戦後にかけての幼児教育についても少し触れてみたいと思います。