第●回大倉山講演会/福澤諭吉の経営思想と門下生の企業者活動
平成28年「実業家の社会貢献とその理念」/第2回
福澤諭吉の経営思想と門下生の企業者活動
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講 師:平野隆(慶應義塾大学教授)
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日 時:平成28年(2016)4月16日(土) 14時~15時30分
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会 場:横浜市大倉山記念館 ホール
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定 員:80名(入場無料、予約なし、当日先着順)
福澤諭吉は近代日本のビジネスの発展に、思想と教育の両面でとても大きな役割を果たしました。福澤は、明治維新後の新生日本の指針として、実業によって国を立てる「尚商立国(しょうしょうりっこく)」を唱えました。また彼は、金銭にしか関心がない旧来の商人を批判し、新時代の実業人はサムライの精神(=公益心)と西洋の新しい学問の素養を兼備した知的エリートでなければならないとし、このような人間類型を「士流学者」と名付けました。今回は、福澤の著作に即してそのビジネス思想のエッセンスを解説するとともに、彼の門下生たちが近代日本の実業界でいかなる活動をしたのか、またそれらが福澤の思想をどのように反映していたのかを見ていきます。