第●回大倉山講演会/御木本幸吉の二宮尊徳顕彰
平成29年「実業家の社会貢献とその理念」/第1回
御木本幸吉の二宮尊徳顕彰
- 講 師:飯森富夫(報徳博物館学芸員)
- 日 時:平成29年(2017)3月18日(土)14時~15時30分
- 会 場:大倉山記念館ホール
- 定 員:80名(入場無料、予約なし、当日先着順)
御木本幸吉(みきもとこうきち)(1858~1954年)といえば、誰しもが「真珠王」という呼称を思い浮かべるのではないでしょうか。三重県英虞湾(あごわん)内で苦心の末、真円(しんえん)真珠の養殖に成功し、世界中にミキモト・パールを知らしめた実業家として有名です。
ところで、神奈川県小田原市栢山(かやま)に二宮尊徳(1787~1856年)の生家が現存していることをご存知の方も多いでしょう。その生家と敷地が今のように整備されるきかっけを作った人物こそ御木本幸吉なのです。志摩の海で真珠の養殖に努力した御木本が、主に北関東で農村復興に努めた尊徳の遺跡の整備に携わった理由を近代の歴史とからめて、追ってみたいと思います。