第81回大倉山講演会/大倉山記念館創建のこころざし-大倉邦彦の社会貢献活動-
平成30年「実業家の社会貢献とその理念」/第1回(第81回)
大倉山記念館創建のこころざし-大倉邦彦の社会貢献活動-
- 講 師:平井誠二(当財団研究所長)
- 日 時:平成30年(2018)3月17日(土)14時~15時30分
- 会 場:横浜市大倉山記念館ホール
- 定 員:80名(入場無料、予約なし、当日先着順)
横浜市大倉山記念館は、昭和7年(1932)に大倉精神文化研究所の本館として建設された建物です。施主は、紙問屋大倉洋紙店の社長大倉邦彦。精神文化研究所には、最初から図書館が併設されていました。大倉は、教育機関として富士見幼稚園、農村工芸学院、浄牧女子工芸学院などを創設し、後に東洋大学の学長も務めました。
それら全ての活動に共通している大倉邦彦の志(こころざし)は、心の教育によって人材を育成し社会に貢献することでした。大倉はこれをライフワーク(使命事業)と考え、精神文化事業と名付けて、自身の財産とその生涯を精神文化事業に捧げました。
大倉邦彦が精神文化事業をライフワークと考えた背景は、何だったのでしょうか。邦彦に影響を与えた大倉家の経営理念や、大倉洋紙店初代社長大倉孫兵衛、二代目社長で養父の大倉文二の社会貢献活動、さらには邦彦の影響を受けた人たちについても見ていきます。