令和6年第3回 大倉山講演会/日本女子大学創立者・成瀬仁蔵と森村市左衛門
- 2024.04.17
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令和6年「世のために田を耕す」/第3回 (通算104回)
日本女子大学創立者・成瀬仁蔵と森村市左衛門
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講 師:片桐 芳雄(日本女子大学名誉教授)
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日 時:令和6年(2024)5月18日(土) 14時~15時30分 (開場は13時45分)
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会 場:横浜市大倉山記念館ホール(東急東横線大倉山駅下車、徒歩7分)
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定 員:80名(入場無料、事前予約制・先着順) ※定員を超えた場合はご入場頂けません。
日本女子大学を創設した成瀬仁蔵(なるせじんぞう)(1858-1919)は、明治維新の10年前、長州吉敷(よしき)(現・山口県山口市)に生まれました。のちに明治の元勲になる討幕の志士たちの背中を見て育った成瀬は、キリスト教に入信後、33歳で米国留学し、3年後、日本に女子大学を創設する強い決意を胸に帰国しました。
1901年、日本女子大学の創設は実現しますが、それを財政的に、積極的に援助したのが、同年に森村豊明会を設立した森村市左衛門(もりむらいちざえもん)と大倉孫兵衛(おおくらまごべえ)でした。学寮としての豊明寮、教育学部の校舎の豊明館と豊明図書館兼講堂、そして附属の豊明幼稚園と豊明小学校。日本女子大学の発展は、森村や大倉たちの支援なくしては、あり得ませんでした。
このように、成瀬と森村らを結びつけたものは何か。彼らの女性観や宗教観、あるいは人間観や国家観について、検討します。