令和7年第4回 大倉山講演会/ヴィクトリア朝の岩倉使節団-幕末維新期における文化接触と〈知〉をめぐる旅-
- 2025.03.26
令和7年「波濤を越えた近代日本人たち」/第4回 (通算109回)
ヴィクトリア朝の岩倉使節団-幕末維新期における文化接触と〈知〉をめぐる旅-
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講 師:太田 昭子(慶應義塾大学名誉教授)
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日 時:令和7年(2025)7月12日(土) 14時~15時30分(開場は13時45分)
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会 場:横浜市大倉山記念館ホール(東急東横線大倉山駅下車、徒歩7分)
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定 員:80名(入場無料、事前予約制・先着順) ※定員を超えた場合はご入場頂けません。
1860~1870年代は、幕末維新期の日本にとっても、世界各国にとっても、政治・社会が大きく変化した激動期で、異文化接触の形態が多様化しました。幕末維新期に海外渡航した日本人は、民の啓蒙という使命を強く意識し人材育成における教育の役割に注目しましたが、彼らが訪れた諸外国においても、教育の重要性が増していました。日本人の海外渡航が可能になった1860年代以降、彼らが異文化情報を獲得・理解・咀嚼し、日本に伝えようとしたプロセス、更に情報を〈知〉に昇華させていった過程について、岩倉使節団のイギリス滞在を中心に検討します。
明治政府が派遣した岩倉使節団は、1871年から1年9ヶ月にわたり世界各国を歴訪しましたが、イギリス滞在は約4ヶ月に及びました。講演では、岩倉使節団の教育視察の旅に焦点を当て、旅を通して見えてくる異文化接触のあり方について、日本側・イギリス側双方の視点から考察します。
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