【新着図書より】11月上旬のおすすめ
- 2022.11.01
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- 新着本
11月上旬公開の新着図書より、おすすめの5冊をご紹介します。
1 『人生を豊かにする歴史・時代小説教室』 安部龍太郎, 門井慶喜, 畠中恵 著 (請求記号:901.3-ア)
安部龍太郎、門井慶喜、畠中恵 - 三人の人気作家が歴史の愉しみ方を教える。「切絵図を持って街に出よう」「博物館で実物に触れよう」「図書館をとことん使おう」など読む楽しみを深める話から、「歴史小説の目的は「人間」を描いて感銘を与えること」「文章は素早く分かるのが一番」など、書きたい人への実践的アドバイスまで。
2 『チャリング・クロス街84番地84番地 増補版』 ヘレーン・ハンフ 編著 (請求記号:024.8-フ)
ロンドンの古書店に勤める男性と、ニューヨーク在住の女性脚本家。本の購入を介して二十年にわたり交わされた手紙に綴られていたものは・・・心あたたまる書簡集。一度も会わなかった二人をつないだのは、本を愛する気持ちだった。実際にあった奇跡の物語。後日譚「その後」も収録。
3 『わかりあえない他者と生きる: 差異と分断を乗り越える哲学』 マルクス・ガブリエル 著 (請求記号:104-カ)
多様性の尊重が叫ばれると同時に、人々の分断が加速する現代社会。誰もが自分とは異質な存在である「他者」と生きなければならない世界で、哲学者マルクス・ガブリエルは「他者がいなければ私たちは存在することさえできない」と説く。まったく新しい「他者論」を基に、現代に生きる我々の「アイデンティティ」「家族」「愛」「宗教」「倫理」といった課題への解決策を提示する。
4 『〈図説〉 江戸のカルチャー 教養書・実用書の世界』 深光富士男 著 (請求記号:210.5-フ)
江戸時代に流通した商業板本(ハンポン)の中から、教養書や実用書のジャンルに属する絵入り本を選び解説を加えた、見ても読んでも楽しい一冊。美容書のロングセラー『都風俗化粧伝』、日本初の絵入り百科事典『訓蒙図彙』、雪国の情報あれこれ『北越雪譜』、漬物の漬け方『四季漬物塩嘉言』、小袖の最新デザイン集『雛形都風俗』、商店ガイド『江戸買物独案内』など、庶民の知識・教養満載。
5 『極彩色壁画の発見 : 高松塚古墳・キトラ古墳』 廣瀬覚, 建石徹 著 (請求記号:216.5-ヒ)
現在、国内でたった二例の極彩色壁画をもつ古墳、高松塚古墳とキトラ古墳。二つの古墳は、いつどのようにして築かれたのか。なぜ壁画を描いたのか。最新の研究成果を盛り込み、考古学をはじめ文化財科学、美術史学、天文学など諸分野から壁画古墳築造の意義と未来に伝える保存の重要性を図版入りでわかりやすく解説する。シリーズ「遺跡を学ぶ」の1冊。