【新着図書より】1月下旬のおすすめ
- 2024.01.16
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- 新着本
1月下旬公開の新着図書より、おすすめの4冊をご紹介します。
1 『読み書きの日本史』 八鍬友広 著 (請求記号:372.1-ヤ)
現代の読み書きはどのような歴史の中で社会に広がっていったのか。「往来物」が読み書きを学ぶ教科書とされた理由、民衆の読み書き能力が普及した背景にある寺子屋の影響力とは。歴史のもつ多面的な要素に目を向け考察することによって見えてくるものがある。
2 『江戸の好奇心 花ひらく「科学」』 池内了 著 (請求記号:402.1-イ)
「科学」という言葉を聞いてあなたはどのようなイメージを持ちますか?江戸時代の人々にとって、それはもっと身近で、自由で、面白さを追究する中に存在したものだったようです。「科学」の門戸が開かれる感覚を覚える一冊です。
3 『古事記に秘められた聖地・神社の謎―八百万の神々と日本誕生の舞台裏』 三橋健 編 (請求記号:175-ミ)
『古事記』は、現存する書物において最古のものとされています。昨年は『古事記』の編纂者である太安万侶が亡くなって1300年を迎えた年でした。諏訪大社や出雲大社、鵜戸神宮など・・・登場する数々の聖地へ実際に足を運んだ著者によって書かれた本書は、改めて神話と古代天皇に触れることのできる一冊です。
4 『ふりさけ見れば 上』 安部龍太郎 著 (請求記号:913.6-ア-1)
阿倍仲麻呂といえば奈良時代の遣唐留学生としてその名を聞いたことのある人も多いのではないか。託された役割をもって海を渡り、唐で官僚として過ごした仲麻呂はどのような人生を送り、後世にまで名を残したのか。日本経済新聞の朝刊で連載された壮大な歴史小説。