【新着図書より】2月上旬のおすすめ
- 2024.02.01
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- 新着本
2月上旬公開の新着図書より、おすすめの4冊をご紹介します。
1 『それでも、対話をはじめよう―対立する人たちと共に問題に取り組み、未来をつくりだす方法』 アダム・カヘン 著 小田理一郎 訳 (請求記号:360.4-カ)
人の話を聞いているつもりでも、自分の意見で頭が埋め尽くされていませんか。著者が経験した数々のストーリーから解き明かされる、行き詰まった問題を乗り越え、前へ進むための四つの話し方・聞き方とは。
2 『道具のブツリ』 田中幸、結城千代子 著 (請求記号:420-タ)
理にかなったものは美しいー25個の生活道具とそこに隠されたブツリをひも解く、風変わりで、やさしい、物理学の入門書。
3 『動物たちは何をしゃべっているのか?』 山極寿一、鈴木俊貴 著 (請求記号:481.7-ヤ)
つい最近まで、動物には複雑な思考はないとされ、研究もほとんどされてこなかった。ところが近年、動物の認知やコミュニケーションに関する研究が進むと、驚くべきことが分かってきた。動物たちは何を考え、どんなおしゃべりをしているのか?シジュウカラの文法を解明した気鋭の動物言語学者と、京大前総長にしてゴリラ学の権威による対談!
4 『大相撲の社会学―力士のライフコースから相撲部屋の社会構造まで、スポーツ社会学から考察する』 生沼芳弘 著 (請求記号:788.1-オ)
江戸時代の勧進相撲がプロ化する過程に形成され、師匠である親方とその弟子による生活共同体である「相撲部屋」。この世界でも類を見ない制度はいかなる特質、いかなる社会構造を持っているのかーー伝統的な大相撲の世界を「部屋制度」と「家」の枠組みから捉え、実際に高砂部屋で2年にわたり力士たちと寝食を共にしてフィールドワークを重ねた自身の先行研究をもとに、ライフコースをはじめとする社会学的な切り口で考察した539ページに及ぶユニークな論考集。