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【新着図書より】3月下旬のおすすめ

2023.03.14
  • 新着本

3月下旬公開の新着図書より、おすすめの4冊をご紹介します。

1 『羊皮紙の世界-薄皮が秘める分厚い歴史と物語』 八木健治 著 (請求記号:022.6-ヤ)  羊皮紙の世界.jpg

動物の皮を薄い紙にしていく工程から、中世の写字生が駆使したテクニックの数々、西欧以外の文化圏での活用法まで、羊皮紙にまつわる基礎知識を一冊に。羊皮紙の表も裏も毛穴までも知り尽くした第一人者が贈る入門書。

2 『江戸にラクダがやってきた-日本人と異国・自国の形象』 川添裕 著 (請求記号:210.5-カ)  江戸にラクダがやってきた.jpg

「異国の珍獣」ラクダの旅路を追う-大阪でも名古屋でも各地で見世物は大評判。ラクダを通した人々の異国認識をさぐる表題作ほか日本人と異国・自国をめぐる全五章。

3 『江戸想像散歩-江戸図のなかを歩く・眺める』 冨岡一成 著 (請求記号:291.3-ト)  江戸想像散歩.jpg

今日は自宅で江戸さんぽ。つい時間を忘れて見入ってしまう、美しい江戸の古地図。いっそ地図の中に入りこんで、本物の景色の中を歩けたら‒‒そんな願いを実現させてくれるのがこの本。古地図をもとに頭の中で江戸の風景を作り、想像上の江戸散歩を楽しむ手法を公開。

4 『世界の植物をめぐる80の物語』 ジョナサン・ドローリ 著 穴水由紀子 訳 (請求記号:470.4-ト)  世界の植物をめぐる80の物語.jpg

世界の7つの大陸、55カ国を旅しながら、ときには美しかったり、ときどき危険で、毒をも含みながら、しかし巧妙に生きる80の植物が織り成す奇妙ながらも真実の世界へ誘います。構成はヴェルヌの『八十日間世界一周』になぞらえて、イギリスから中東、インド、中国、日本、アメリカをまわって八十日間を80種に置き換えた世界の植物をめぐる旅にもなっています。

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