【新着図書より】3月下旬のおすすめ
- 2024.03.15
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- 新着本
3月下旬の新着図書より、おすすめの4冊をご紹介します。
1 『吾妻鏡と鎌倉の仏教』 菊池大樹 著 (請求記号:182.1-キ)
『吾妻鏡』の宗教に関わる記事に焦点をあて読み解いていくことで見えてくる鎌倉時代とは。わかりやすい解説とともに、仏教という視点から鎌倉時代を考え、都市鎌倉を知ることのできる入門書。
2 『疫病の古代史―天災、人災、そして』 本庄総子 著 (請求記号:210.3-ホ)
疫病は天災なのか、それとも人災なのか。細菌やウィルスの発見すらされていない時代、人々は疫病をどのように捉え対策を考えてきたのか。古代日本における社会状況を読み解きながら人間社会と疫病の関係性に迫る。
3 『「食」が動かした人類250万年史』 新谷隆史 著 (請求記号:383.8-シ)
美味しいものを食べたいというヒトの欲求、「食」の歴史をひも解いていくことは人類の歴史を辿ることでもある。先史時代から現代にいたるまで、生命科学の視点をもって考察された本書は、ヒトの進化と歴史に「食」がいかに大きな影響を与えてきたのかを知ることのできる一冊。
4 『シンデレラはどこへ行ったのか―少女小説と『ジェイン・エア』』 廣野由美子 著 (請求記号:930.2-ヒ)
子ども時代、『赤毛のアン』や『若草物語』など強く生きる女性主人公の物語を読み、勇気や希望をもらえたという人は少なくないだろう。これらの物語はいつどのようにして生まれたのか。そのきっかけとなった作品として、本書では英国の古典小説『ジェイン・エア』に着目し、時代と物語の意味を問うていく。