【新着図書より】4月下旬のおすすめ
- 2022.04.14
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- 新着本
4月下旬公開の新着図書より、おすすめの4冊をご紹介します。
1 『中世の写本ができるまで』 クリストファー・デ・ハメル著 立石光子 訳 (請求記号:022.2-ハ)
中世写本の制作にまつわる実践的技法の数々を、当時の職人たちの視線で語る画期的試み。写本研究第一人者がいざなう羊皮紙のミクロコスモス、写本の文化誌。オックスフォード大学ボドリアン図書館所蔵の写本を中心に、貴重なカラー図版を79点収録。
2 『地図帳の深読みー100年の変遷』 今尾恵介 著 (請求記号:448.9-イ)
学生時代に誰もが手にした懐かしの学校地図帳には、こんな楽しみ方があった!100年以上に渡り地図帳を出版し続けてきた帝国書院と地図研究家の今尾恵介氏がタッグを組み、海面下の土地、中央分水界、飛び地、地名や国名、経緯度や主題図など「地図帳」ならではの情報を、スマホ地図ではできない「深読み」する!家の奥に眠るあの地図帳、今もう一度繙いてみませんか。
3 『鈴木華邨-花に鳴く鳥、風わたる余白』 逸翁美術館 編 (請求記号:721.9-ス)
小原古邨の師であり、渡辺省亭と同門であった鈴木華邨。パリ万博に出品し銅牌を受賞するなど、ヨーロッパでも高く評価された画家のひとりでもあった。明治・大正の人々を魅了した華邨の花鳥風月の世界を堪能できる1冊。逸翁美術館で開催される展覧会の図録兼用書籍。
4 『龍華記』 澤田瞳子 著 (請求記号:913.6-サ)
高貴な出自ながら、興福寺の僧兵に身を置く、範長。興福寺を守る使命を背負う範長の従弟、信円。そして、復興に奔走する仏師、運慶。平家の業火が生む、憎悪と復讐に終わりはあるのか。『若冲』『落花』著者渾身の歴史小説。