【新着図書より】5月下旬のおすすめ
- 2022.05.13
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- 新着本
5月の新着図書の中からおすすめの4冊をご紹介いたします。
1 『書物と貨幣の五千年史』 永田希 著 (請求記号:007.1-ナ)
情報化社会の到来にともなって人々の行動はデバイス上で完結し「見えない」ものになっている。その最たる例が電子書籍(書物)と電子決済(貨幣)だ。それぞれ「読む」「支払う」手間が不可視化され、人間の行動はブラックボックス化しているのである。ブラックボックスが溢れる時代を我々はどう生きるべきか。本書では、現代から古代メソポタミア書物と貨幣の五千年史を遡る。
2 『美しいお経 寂聴精撰』 瀬戸内寂聴 著 (請求記号:188.4-セ)
般若心経から阿弥陀経、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」まで。疲れた時、淋しい時、泣きたい時、そして幸せな時-人生の折々に、心に染みわたる美しい言葉の数々。有名なお経をはじめ、高僧たちが残した言葉、私たちの先祖が伝えてきた詩歌などを選りすぐり、読み解きます。
3 『古代文明と星空の謎』 渡部潤一 著 (請求記号:440.2-ワ)
ストーンヘンジは夏至の日の出を示し、ピラミッドは正確に真北を向いて建造されている。古代人は星空から精密な方角や歴を導き出している。どの星を頼りに計画したのか、当時の星空から読み解く!
4 『楽しい孤独 小林一茶はなぜ辞世の句を詠まなかったのか』 大谷弘至 著 (請求記号:911.3-オ)
ひとり暮らしの貧しい老人である自分は価値のない存在としてみられている・・・・・一茶は、世間の冷酷な視線ですら面白がって俳句にしてしまいます。本書は苦難を越えて生き抜いた一茶の俳句を味わいながら「人生という旅」を楽しむためのガイドブックです。