【新着図書より】6月上旬のおおすすめ
- 2022.06.01
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- 新着本
6月上旬の新着図書の中からおすすめの5冊をご紹介いたします。
1 『100万回死んだねこ 覚えちがいタイトル集』 福井県立図書館 編著 (請求記号:015.2-フ) 
本の正確なタイトルは、なかなか覚えづらいもの。そしてうっかり間違って覚えたタイトルを文字通りに想像してみたら、とんでもなくシュールでおもしろすぎる事態になっていることもしばしば。そんな図書館利用者さんの「覚え違いタイトル」の実例を集め、HPで公開しているのが、福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」。本書は、そのなかから秀逸な「覚え違いタイトル」を厳選し、「覚え違い」を文字通りに表したイラストを添付。そしてページをめくれば「正しい書誌情報」と「司書さんによるレファレンス」が現れて......という仕掛けになっています。クイズ感覚でも楽しめる、公共図書館が贈る空前絶後のエンターテイメント、ぜひご堪能ください!
2 『草のみずみずしさ 感情と自然の文化史』 アラン・コルバン著 小倉孝誠・綾部麻美 訳 (請求記号:902-コ) 
"感性の歴史"の第一人者による、「草」と「人間」の歴史。「草原」「草むら」「牧草地」「牧場」など、「草」という存在は、神聖性、社会的地位、ノスタルジー、快楽、官能、そして「死」に至るまで、西洋文化の諸側面に独特の陰影をもたらす表象の核となってきた。"感性の歴史家"の面目躍如たる、「草」をめぐる感情・欲求の歴史。
3 『子規と日蓮 ひとつの法華経受容史』 川口勇 著 (請求記号:910.2-カ) 
古来の和歌に詠まれた仏教と、正岡子規が残した宗教句を手がかりに、子規と日蓮の関係史をたどりながら、日本における『法華経』の受容史を考察する。子規の全句から、787の宗教句・71の日蓮句を掲載。
4 『星座の人 山川健次郎 -白虎隊士から東大総長になった男』 星亮一 著 (請求記号:913.6-ホ) 
悲劇の地、会津が生んだ教育界の巨人の半生!
5 『王朝日記の魅力』 島内景二 著 (請求記号:915.3-シ) 
NHKラジオ講座「古典講読」で話題の著者が、『新訳更級日記』『新訳和泉式部日記』『新訳蜻蛉日記 上巻』で尽くしきれなかった、王朝日記の魅力を存分に描き出す。いまを生き抜くヒントに満ちた王朝日記の世界へようこそ!