【新着図書より】6月上旬のおすすめ
- 2024.06.01
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- 新着本
6月上旬公開の新着図書より、おすすめの4冊をご紹介します。
1 『謝罪論 謝るとは何をすることなのか』 古田 徹也 著 (請求記号:361.4-フ)
「すみません」では済まないとき、何をすれば謝ったことになる?責任、償い、約束、赦し、後悔、誠意への懐疑――謝罪の機能や不適切な謝罪の特徴を解き明かし、学際的な知を総動員して、「謝罪の全体像」に迫る!
2『人が人を罰するということ ─自由と責任の哲学入門』 山口 尚 著 (請求記号:151.2-ヤ)
人間は自由意志をもつ主体であり、過ちを犯した者が咎められ罰されることは、古くから共同体における基本的なルールと考えられてきた。一方、自由の存在を否定し「刑罰は無意味だ」とする神経科学や社会心理学の立場がある。はたして人間は自由な選択主体か。私たちが互いを責め、罰することに意味はあるのか。抑止、応報、追放、供犠といった刑罰の歴史的意味を解きほぐし、自由否定論、責任虚構論の盲点を突く。論争を超えて、〈人間として生きること〉を根底から問う哲学的探究。
3 『明治を綴る麗しの歌 英語で伝えたい昭憲皇太后百首』 ハロルド・ライト 編訳/明治神宮 監修 (請求記号:911.1-シ)
昭憲皇太后崩御110年。明治天皇を温かく支え、皇室の伝統を尊重しつつ革新へと大きく一歩を踏み出したその事蹟を、歌とともに辿る。好評の『敷島の道に架ける橋――英語で伝えたい明治天皇百首』と同じく、ハロルド・ライトの半世紀余りにわたる訳業から御歌100首を精選し、対訳形式で味わう。解説・永田紅。
4 『秘密の花園』 朝井まかて 著 (請求記号:913.6-ア)
蔦屋重三郎、山東京伝、葛飾北斎...江戸に町人文化が花開いた時代の物語。
日本小説の祖・曲亭馬琴。「八犬伝」を生んだ劇的人生!