【新着図書より】7月下旬のおすすめ
- 2022.07.15
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- 新着本
7月下旬公開の新着図書より、おすすめの4冊をご紹介します。
1 『まっすぐだけが生き方じゃない 木に学ぶ60の知恵』 リズ・マーヴィン文 アニー・デービッドソン絵 (請求記号:653.2-マ)
風になびいて曲がっても倒れにくいよう成長するサンザシ、もろい川岸に根を張りめぐらせて自分で補強するヤナギ、1000歳になっても人間に実を与えてくれるオリーブ...。賢く生きる60種類の木から、生き方を学ぶ。
2 『通信の日本史 古代から現代までを読み解く』 玉原輝基 著 (請求記号:692.1-タ)
古代の通信を支えた「駅制」、元寇によって進んだ道路整備、近世宿場制度の成立、近代郵便制度のスタート...。技術的なことよりも、社会的な側面に焦点を当てて、日本の通信の歴史を解説する。
3 『映画の詩学-触発するシモーヌ・ヴェイユ』 今村純子 著 (請求記号:778-イ)
『となりのトトロ』『リトアニアへの旅の追憶』『阿賀に生きる』『東京物語』『ニュー・シネマ・パラダイス』......映画という具体的な芸術に沈潜するとき、ヴェイユの思想はどう生きられるのか。己の詩をもつ人々が放つ美の閃光を読みとく。
4 『象の旅』 ジョゼ・サラマーゴ 著 木下眞穂 訳 (請求記号:969.3-サ)
1551年、ポルトガル国王はオーストリア大公の婚儀への祝いとして象を贈ることを決める。重大な任務を受けた象遣いのスブッロは、象の肩に乗ってリスボンを出発し...。史実に基づく愛と皮肉なユーモアに満ちた作品。