【新着図書より】9月下旬のおすすめ
- 2023.09.15
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- 新着本
9月下旬公開の新着図書より、おすすめの4冊をご紹介します。
1 『鬼と日本人の歴史』 小山聡子 著 (請求記号:387.9-コ)
日本人は何を恐れてきたのか。古代から近代へ、時代の移り変わりとともに日本人にとって鬼はどのような存在として捉えられるようになっていったのか。史料に基づく考察がなされた一冊。
2 『利休・織部・遠州―くらべる茶の湯』 神津朝夫 著 (請求記号:791.2-コ)
千利休、古田織部、小堀遠州という異なるタイプの三人の茶人をさまざまな角度から「くらべる」ことで見えてくるものがある。それぞれの持つセンスによって茶の湯がどのように展開していったのかを探る。
3 『労働の思想史―哲学者は働くことをどう考えてきたのか』 中山元 著 (請求記号:366-ナ)
アリストテレス、ルソー、マルクス、ニーチェ・・・多くの哲学者・思想家は「労働」についてどのような考えを持っていたのか。AI技術の発達がもたらすであろう労働への影響を前に、働くことのもつ意味を模索していく。
4 『ぼくは古典を読み続ける―珠玉の5冊を堪能する』 出口治明 著 (請求記号:019-テ)
古典を読めば、世界とつながることができる・・・と語る著者がセレクトした5冊。本書で主に取り上げているのは、光文社古典新訳文庫の『種の起源』『ソクラテスの弁明』『地底旅行』『市民政府論』『歎異抄』である。これらの読み方に加えて、光文社で行われた講義での質疑応答の内容も紹介されており、本が読みたくなる一冊。