【新着図書より】9月上旬のおすすめ
- 2024.09.03
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- 新着本
9月上旬公開の新着図書より、おすすめの4冊をご紹介します。
1 『書物学 文化財をつなぐひと・もの・わざ』 勉誠社 (請求記号:020-シ-23)
文化財に対峙した「ひと」、試行錯誤のなかで磨きあげられた修理保存に関わる「もの」「わざ」―。修理事業を紐解き、文化財を考えるための新たな視点を提示する。
2 『喧嘩の日本史』 本郷和人 著 (請求記号:210.1-ホ)
日本史の転換点となった対立・戦いのもとをたどると、日頃、誰もが経験するような「喧嘩」であることが多い。些細な喧嘩が、なぜ大きな戦いにまで発展してしまったのか。権力者は小さな火種をどう利用してきたのか。戦いを避けられる「もし」はなかったのか。平安時代から幕末までの10の「喧嘩」を、実証的に、かつ想像力を駆使して検証する。
3 『歩いて学ぶ東海道57次』 志田威 著 (請求記号:291.5-シ)
東海道の宿駅といえば、江戸・日本橋から京・三条大橋までの「53次」が広く知られている。だが、実際には京の手前から4宿(伏見・淀・枚方・守口)を経て、大坂・高麗橋へと続く道も存在した。そんな「東海道57次」の各宿の見どころを、現地の写真や当時の雰囲気が分かる絵図とともに紹介。宿周辺の簡易マップ付きなので、気軽に楽しむのにぴったり。
4 『散歩哲学 よく歩き、よく考える』 島田雅彦 著 (請求記号:914.6-シ)
直立二足歩行の開始以来、人類は歩き、地球に広がった。ルソー、カント、荷風らもまた歩き、得られた洞察から作品を生んだ。忙しさにかまける現代人に必要なのは、ほっつき歩きながら考える「散歩哲学」だ。散歩を愛する作家・島田雅彦が新橋の角打ちから屋久島の超自然、ヴェネチアの魚市場まで歩き綴った画期的エッセイ!