第29回 姉妹図書館─大倉山はじめて物語、その10─
- 2018.08.15
文章の一部を参照・引用される場合は、『わがまち港北3』(『わがまち港北』出版グループ、2020年11月)を確認の上、その書誌情報を典拠として示すようお願いいたします。
2018年7月26日に、大倉精神文化研究所附属図書館は、佐賀県神埼市立図書館と姉妹図書館になりました。
研究所の創立者大倉邦彦が、神埼市出身であり、生涯にわたって故郷を大切にしていたことが縁となり、今回の調印式を迎えました。今後、様々な交流活動を通して、横浜と神埼の地域文化に貢献していきたいと考えています。
最近は、近隣の図書館同士で相互利用などの業務提携をすることが多くなっているので、姉妹図書館もそれなりに多いだろうと思って調べてみました。すると、海外の図書館と姉妹図書館になった事例を数件見つけましたが、なんと国内の図書館同士では先例が見つかりませんでした。どうやら日本で初めての調印と思われます。
余談ですが、港北区と神埼市には、大倉邦彦以外にもつながりがありました。港北区には1979年に制定にした港北の歌「港北の空と丘」がありますが、神埼市にもイメージソング「MY DEAR 神埼」があります。どちらも榊原政敏作曲、歌はダ・カーポです。不思議な縁ですね。(S.H)
(2018年8月号)